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予防接種・抗体検査

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予防接種・抗体検査|医療法人SOUNDSLEEP 仙台内科睡眠クリニック

予防接種・抗体検査

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予防接種・抗体検査とは

予防接種・抗体検査とは

ウイルスや細菌等のいわゆる「バイ菌」による感染症を予防するために接種するのが「ワクチン」でありそれ自体を予防接種といいます。
予防接種は、ワクチンを接種することにより「バイ菌」を倒す「抗体」を作るのが目的です。「抗体」というのは例えて言うと軍隊みたいなもので、たくさんいればバイ菌を退治してくれます。たくさんいるかどうかを調べるのが「抗体検査」で、一定数を下回った場合には戦力不足と判断され感染の危険ありとなります。予防接種で有名なのがインフルエンザワクチンですが、その年に流行するウイルスのタイプが変化するので毎年予防接種を受けなければなりません。
一方、麻疹(はしか)や風疹(三日はしか)等は一度ワクチンを打って抗体ができれば何年も感染を予防できます。ワクチンを打てば必ず抗体ができるわけではないので、中にはワクチンを打っても抗体ができない方もおられます。

当院での予防接種・抗体検査

日本では子供の頃に様々な病気の定期予防接種が行われておりますが、効果は一生続くわけではありません。成人になると効果が薄れたりなくなったりしますので、それぞれの病気に対するワクチンの追加接種が必要になります。それらを確認するために抗体検査があります。学校実習や海外渡航等の際には必要になりますのでご相談ください。
また、妊娠中に麻疹・風疹・水痘等に感染すると、奇形や流産の原因になりますので妊娠前に抗体検査と予防接種をお勧めしています。当院では成人の方の予防接種のみを行っており、子供の定期接種は行っておりません。

予防接種・抗体検査の種類

麻疹

通称「はしか」と呼ばれる病気で、麻疹ウイルスが口や鼻から感染することによってかぜ症状+発疹がでます。強い感染力が特徴で、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症します。悪化すると肺炎や脳炎を併発し、最悪死亡することもあります。麻疹にかからないようにするためには、麻疹ワクチンを打たなければいけません。
麻疹ワクチンは、一般的にワクチン接種を1回すると95%の人に免疫ができると言われています。可能であれば2回接種をした方がより確実に免疫がつけられます。ただし、何回打っても抗体がつかない方もおられます。

風疹

通称「三日はしか」と呼ばれる病気で、風疹ウイルスが口や鼻から感染することによってかぜ症状+発疹がでます。
麻疹(はしか)との違いは症状が似ているけど、発疹が3日で消えることから「三日はしか」と呼ばれています。麻疹と同様感染力は強く、肺炎や脳炎を併発します。風疹に一番問題なことは、妊婦さんが感染すると、「先天性風疹症候群」という赤ちゃんに障害をもたらす可能性がありますので必ず妊娠前に風疹抗体検査を受けて数値が低ければ風疹ワクチンを打ってください。
風疹ワクチンは、一般的にワクチン接種を1回すると95%の人に免疫ができると言われています。可能であれば2回接種をした方がより確実に免疫がつけられます。ただし、何回打っても抗体がつかない方もおられます。

水痘

通称「みずぼうそう」と呼ばれる病気で、水痘帯状疱疹ウイルスが口や鼻から感染することによって特徴的な発疹がでます。
強い感染力が特徴で、予防にはワクチン接種が必要です。水痘は子供がかかる病気ですが、成人で発症することもあります。成人が水痘を発症すると重症になりやすく死亡のリスクが高くなります。水痘も妊婦さんが感染すると赤ちゃんに影響するので抗体検査とワクチン接種をお勧めします。

流行性耳下腺炎

通称「おたふくかぜ」と呼ばれる病気で、ムンプスウイルスが口や鼻から感染することによって、頬にある耳下腺(唾液産生が仕事)に感染すると炎症が起きて腫れます。両頬が腫れることから「おたふく(福笑いの仮面)」と名付けられました。
最も多い合併症は脳にかかわる髄膜炎であり、その他睾丸炎(男性)、卵巣炎(女性)、難聴、膵炎などを認める場合があります。ムンプスワクチンは、一般的にワクチン接種を1回すると90%の人に免疫ができると言われています。可能であれば2回接種をした方がより確実に免疫がつけられます。ただし、何回打っても抗体がつかない方もおられます。

B型肝炎、C型肝炎

肝臓に集中的に攻撃する肝炎ウイルスは血液や性交渉等で感染します。B型肝炎ウイルスに感染するとHBs抗原という物質が血液の中で上昇しますので、現在B型肝炎ウイルスに感染しているかどうかを見る検査になります。
一方HBs抗体は、B型肝炎ウイルスに対する防御マーカーですので、ワクチン接種後の確認のために調べたり、現在B型肝炎ウイルスに対する感染防御能力をみたりするのに調べます。B型肝炎ウイルスに対するワクチンは6か月間かけて3回接種を行います。HCV抗体は、抗体と名が付いていますが、HCV抗体が陽性の場合にはC型肝炎ウイルスに感染している可能性を示唆します。C型肝炎ウイルスに対するワクチンはありません。

肺炎球菌

予防接種・抗体検査とは

「肺炎球菌」は病気の名前ではなく、菌の名前です。名前のごとく感染すると肺炎を起こしやすく、特に高齢者ではその傾向が強く亡くなる方もおられます。高齢者の肺炎の原因菌として肺炎球菌が多いことから予防接種が勧められています。肺炎球菌の予防接種は65歳以上の方が対象になります(60-64歳の方でも心臓、腎臓、呼吸器、免疫障害の病気のある方も対象)。
仙台市から補助が出る方もおられますので詳しくは仙台市ホームページを参照ください。

インフルエンザ

毎年冬になると発生する季節性インフルエンザです。インフルエンザウイルスには色々な種類が存在しており、毎年違うタイプのウイルスが流行します。そのため他のワクチンと違って、毎年新たなワクチンを製造し打たなければなりません。通常成人は1回接種となっております。

予防接種の注意事項

麻疹・風疹・水痘・流行性耳下腺炎のワクチンは、生ワクチンと言われ、注射後異なる種類の生ワクチンを注射する場合は27日以上間隔を開けなければなりません。
ルール上接種可能な期間であっても、接種後には発熱や接種部位に腫れなどが出ることがあります。発熱や接種部位の腫れがないことを確認し、体調が整った状態で接種を受けてください

生ワクチン

麻疹・風疹・水痘・流行性耳下腺炎ワクチン

27日以上あける

生ワクチン

麻疹・風疹・水痘・流行性耳下腺炎ワクチン

予防接種・抗体検査価格

予防接種(予約制)
項目 価格
(税込)
麻疹ワクチン(生) 6,000円
風疹ワクチン(生) 6,000円
麻疹・風疹(MR)ワクチン(生) 9,000円
水痘ワクチン(生) 6,000円
ムンプスワクチン(生) 6,000円
B型肝炎ワクチン(不活) 6,000円
肺炎球菌(補助あり) 5,000円
肺炎球菌(補助なし) 9,000円
帯状疱疹ワクチン(シングリックス) 22,000円×2回
インフルエンザワクチン(不活) 2,500円
抗体検査
項目 価格
(税込)
麻疹(はしか)IgG抗体:EIA法 3,000円
風疹(三日はしか)IgG抗体:EIA法 3,000円
水痘(水ぼうそう)IgG抗体:EIA法 3,000円
ムンプス(流行性耳下腺炎)IgG抗体:EIA法 3,000円
麻疹・風疹・水痘・ムンプス4種セット 10,000円
HBs抗原 3,000円
HBs抗体 3,000円
HBs抗原・HBs抗体2種セット 6,000円
HCV抗体(3rd) 3,000円
T-SPOT 10,000円
ハチ3種(ミツバチ・アシナガバチ・スズメバチ) 6,000円